Igeta Ski’ll -井桁之スキー術- ってなに?

Igeta Ski'll -井桁之スキー術- はこれまで説明のしようがなかった部分、概念は有ったもののほぼ指導者やコーチの経験に基づく感覚に委ねられていた部分にアプローチをした内容の指導法から導き出された、スキー技術論及びスキー身体理論です。

新しいテクニックなの?

 Igeta Ski'll -井桁之スキー術-は全くの新しい概念や理論ではありません。寧ろ極めてベーシックなものです。

 Igeta Ski'll -井桁之スキー術-は最新技術を説明したものではなく、「効率的な身体の使い方」という観点から、スキーの身体運動を説明します。

そもそも上達の仕組みって?

 上達=動きを変える(見た目も含む)ことは運動のプログラムを変える事です。プログラムを変えない限りどんなに練習を重ねても根本的には変わりません。Igeta Ski'll -井桁之スキー術- は自身の運動プログラムを変える事に特化しております。故に実際にスキーをしていなくても上達に向かう事が可能です。

「井桁スキー」は運動の本質のひとつ

 優れた体の使い方には「身体文法」ともいうべき様な、共通した原則のような物が有ります。それらは直接目に見え説明可能な物理的なものから、意識の様に目に見えないものまでありますが、それらを統合して身体運動は行われます。
*「井桁崩し」の理論*はそれら「身体文法」の一つに過ぎません。ですのでこれが全てではありません。しかし、運動の本質の一つであり、スキー運動を理解するには十分納得のいく方法であると自負しております。

*「井桁崩しの術理」古武術研究家甲野義紀氏が提唱。 

大事な部分は無意識の領域にある

 上手くなりたいと思い、上級者やプロ・トップアスリートの動きをイメージしてトレーニングすることは誰にでもある事です。また、そのような人達がどのように身体を使っているか?と言うような感覚等を聞く機会も有る事でしょう。それらが上達の大きなヒントになる事も勿論ありますが、残念なことにそれらも本人の意識に上がってこない動き=無意識の動きに関してはやはり説明することはほぼ不可能に近く、更に残念なことは、おおよそ大事な部分はその無意識の領域に有ることが多々あります。

さいごに

 悩めるスキーヤーの少しでもお役に立てるならばこれほど嬉しいことはありません。

 また、コーチや指導者の方々におかれましても、「(本質的な)身体の使い方」という観点からのスキー指導法は興味のあるところだと思います。指導に当たられる皆様の引き出しの一つに「井桁スキー理論」を一つ加えて頂ければ、これまた幸いであります。

©2017 Igeta Ski'll 井桁スキー研究会